セブン銀行は、システム基盤を刷新し、日本マイクロソフトの「Microsoft Azure」と野村総合研究所が提供する国内データセンター2ヵ所への移行を、3月13日に完了した。
同社は、2021年5月に策定した中期経営計画の成長戦略として掲げる、「事業領域の拡大」を実現するためにシステム基盤の刷新を実施。新たなシステム基盤では、東西2ヵ所のデータセンターととも にクラウドサービス(Microsoft Azure)を積極的に利用するという。これにより、サービス創出の俊敏性を高めるとともに、安全で障害に強いシステム基盤を実現することができたとしている。
また、同社の重点課題である「環境負荷の低減」を実現するため、使用電力のすべてを再生可能エネルギーで調達している野村総合研究所のデータセンターと、再生可能エネルギーの利用をはじめ、データセンターの設計、建設、運用におけるCO2排出量の削減、冷却用水の使用量削減など、CO2排出量の完全ゼロ化を目指すという。
加えて、「Emissions Impact Dashboard for Azure」を活用したCO2排出量の可視化や分析を通して、実効的な取り組みを進めるとしている。