凸版印刷とEVERINGは、3月に資本業務提携契約を締結し、5月31日より、リング型決済・ID認証デバイス「EVERING(エブリング)」の販売を開始した。
同提携により、EVERINGが2021年に販売したタッチレス決済可能なリング型デバイスに、個人情報を安全に扱うセキュアな運用体制と、電子鍵をデジタルデータとして取り扱う暗号化技術が加わる。同商品は、ファッション性、利便性と安全性を融合する次世代デバイスとして、ウェアラブルコンピューティングの可能性を拡げていくとしている。
商品概要は以下のとおり。
- 販売価格:18,000円(税込19,800円)
- カラー:ブラック、ホワイト
- サイズ:18種類
- 商品機能:キャッシュレス決済、チャージ機能、ドアのカギ解錠機能
- 有効期限:4年間
- ウェブサイト:https://evering.jp/
なお、同商品は入退室管理や勤怠管理など、凸版印刷のセキュアサービスと組み合わせて販売している。
両社は今後、不動産、セキュリティ、自動車、教育、エンターテインメントなどの各業界向けに、同商品を活用した新しいサービスを開発、提供するという。また、バイタルデータを取得できるリング型デバイス(開発中)を活用し、ヘルスケア分野においても新サービスの開発を目指すとしている。