SAS Institute(以下、SAS)は、仏Cosmo Techとパートナーシップを締結。AIを搭載し、かつデジタルツインを用いたサプライチェーン最適化ソリューションを構築すると発表した。
同ソリューションは、需要プランニングと予測、またそれに基づく生産計画や在庫計画の策定を支援し、企業はレジリエントなエンドツーエンド(E2E)のサプライチェーンを構築できるという。解決できる課題は以下のとおり。
- 製造品質を維持しながら無駄を削減
- 売上の減少を最小限に抑えながら需要の変化に対応
- 入手可能なリソースを最大限に活用
- コストと利益のバランスをコントロール
- リスクを予測し、サプライチェーンの中断を防ぐ
2社の共同ソリューションには、「SAS Viya」や、「Cosmo Tech 360 Simulation Platform」上で稼働する、「SAS Cloud for Intelligent Planning Suite」が含まれる。
新しいソリューションでは、RFIDタグのようなIoTデバイスや製造ライン、車載テレマティクスから流れ込むデータを分析できるという。両社は、まず製造業、消費財メーカー、小売業のサプライチェーンに注力し、続いて医療や金融サービスなどの業界にデジタルツイン・シミュレーションの利点を適用していくと述べている。