【マルチ化】推進を阻む課題と認識すべき重要性
2つ目の対応策は、複数のサプライヤから調達を行うマルチソース化や、同一サプライヤの複数拠点から調達を行うマルチファブ化、市場流通品など代替品を採用するなどといった、マルチ化だ。
東日本大震災などの事案をきっかけに、国内では一時期BCP(Business Continuity Plan)の観点で、マルチソース化やマルチファブ化などを進めていこうという動きがあった。しかし、コスト増につながってしまうため、一部の事業・製品向けの原材料や資材以外では、あまり進んでいなかったのが実態だろう。