東芝インフラシステムズは、物流ソリューション事業拡大に向けたバリューチェーン強化のため、ムシニー(Suzhou Mushiny Intelligent Technology)との間で戦略的業務提携契約を締結し、同社へ出資すると発表した。
ムシニーは、中国蘇州市(江蘇省)に拠点を持ち、物流施設や工場などで活用できる棚搬送ロボットや、各種搬送、区分ロボットなどを提供。東芝グループでは、画像認識技術やロボティクス技術を応用したピッキングロボット、デパレタイズ(荷降ろし)ロボットを開発し、人と機械の倉庫業務を最適化するWES(Warehouse Execution System)を製品化している。
今回の提携を機に、補完性を活かした製品ラインナップの拡充と販売網の拡大、バリューチェーン強化による安定供給の実現を図る。加えて、将来に向けた高付加価値製品の創出を視野に入れた関連製品開発に取り組むなど、ロボティクス・物流ソリューション事業の強化を進めていくという。