さまざまな業態を持つドラッグストアの新たな姿とは
──ヘルスケア産業においてドラッグストアが特殊な点は、ヘルスケア事業を展開していると同時に、小売の業態、いわゆる“店舗”を有している点だと思います。これは、製薬会社や医療機関にはないビジネスモデルです。この点を活かして、今後ドラッグストアならではのヘルスケアDXが実現できるのではないでしょうか。
チャレンジできることはたくさんあります。たとえば、スギ薬局の一部店舗には“ウェルネススペース”という、介護予防や健康測定などといったプログラムを実施する場が備わっています。そこには管理栄養士の資格を持った従業員がおり、お客さまの健康に関する相談を受けたり、アドバイスを行ったりするサービスを提供しています。