Schoo(スク―)は、旭化成が掲げる人財戦略「終身成長」実現に向け、国内のグループ会社に勤める約2万人の社員から、リスキリング促進のための学習コンテンツの提供を開始した。
旭化成が独自運営する社内の学びのプラットフォーム「CLAP(Co-Learning Adventure Place)」とのプラットフォーム連携により、CLAP上で約8,000本のスクーが提供する学習コンテンツを閲覧できるという。
導入の効果
旭化成グループ内の1社でトライアルを実施。2022年8月から4ヵ月間、35歳以下の若手社員に向け、スクーの学習コンテンツを展開した。個人学習のほか、社内で複数のイベントを開催し、社員同士の学び合いの実現に向け検証を行ったという。
毎月「学習に満足した」「行動が変化した」「個人の成果が出た」「組織の成果が出た」という4つの質問項目のアンケートを行った結果、「学習に満足した」という個人の学習満足度は60%にのぼり、「個人の成果が出た」と回答した割合が月を追うごとに増え、始めた当初の30%台から3ヵ月後には49%になったとしている。
また、「行動が変化した」という項目については、最も高い月で53%が効果を実感したと回答し、学習満足度の高さによって行動変容が生まれ、個人の成果への寄与もみられたことから、人事担当者も「期待を上回る手応え」を感じていると述べている。
そのほか、同僚の学ぶ姿勢に自己学習への刺激をもらう傾向もうかがえ、今後も学ぶ組織作りの仕掛けとして活かしていくという。