Yogiboやトヨタ・モビリティ基金との取り組みにみるビジネスとしての可能性
──バリアフリーeスポーツを通した障がい者の社会参加を実現させるためには、バリアフリーeスポーツがビジネスとして成り立たなければならないと思います。ePARAについてはYogiboからの協賛が特徴的ですが、詳細を教えていただけますでしょうか。
加藤:Yogiboさんは、社会課題に取り組む団体への広告出稿によって持続的な社会課題の解決を目指す「TANZAQ」というプロジェクトを展開しています。これは、広告効果と社会性を両立させようとしているもので、ePARAの「バリアフリーeスポーツを通して障がい者が活躍できる『舞台』を提供する」活動に協賛いただいています。私たちの活動に企業から協賛いただく場合、「CSR」の文脈で行われることが多いと思います。ただ、その場合は単発で終わりがちになってしまいます。Yogiboさんの場合、広告換算値も求められるので、バリアフリーeスポーツを発信していく私たちの活動とマッチして、長く応援いただいています。また、企業からお金をいただく上でしっかり数字をお返ししなければならないので、どのような活動をするとどれくらいのソーシャルインパクトが出せるのかを本気で考える文化が社内に根付かせることができました。