多岐にわたるプロジェクトで築いた“ワンチーム”の関係
水口:現在、得トクひろばの運用とカテエネ全体の分析とを包含する視点で長期的にご支援させていただくようになっています。それによって新たな気づきなどはありましたか。
杉本:カテエネ全体からの視点でも見ていただくことで、「電気・ガスの料金や使用量を見られさえすればいい」というメインの利用法に加え、回遊するページの中でリテンション効果やNPSスコアが高いものとして、お客様のポイント活用ニーズを軸にした得トクひろばの重要性がわかってきました。ADDIXさんには、電気・ガス料金確認というメイン導線からいかに得トクひろばに目を向けてもらうかについても導線を変えたり増やしたりと、調整いただいています。一般的なECサイトであれば、商品を買ってくれた分に応じてポイントを進呈するというサイクルが可能です。しかし、電気・ガスは貴重なエネルギー資源であるため、たくさん使ってくださいとは言えないジレンマがあります。そこでポイントを貯めやすくするために、得トクひろばに貢献してもらっていますね。
また、外部企業との交渉や調整についても、ADDIXさんにご担当いただいています。十分なポイントを提供するためには外部企業との連携が不可欠なので、非常に助かっています。ADDIXさんからは毎月いろんな示唆をもらっています。
水口:中部電力は電力自由化に至るまで、ビジネスモデルとしてシェア100%の状況でした。電力自由化となった今、マーケティングの主眼は、顧客に末永く契約し続けていただくこと。そのうえで、エネルギーサービスしか利用してこなかったお客様にアップセルやクロスセルを促すことです。中部電力ミライズコネクト様が手がけるカテエネのようなオウンドメディアや、リテンション効果の高い得トクひろばの担う役割は、中部電力グループ全体において極めて大きいと感じています。
そのため、私たちに1つのことを質問されたときには、それが杉本さんの10の業務やカテエネ、中部電力ミライズ全体にどのように関わるかを考えてコミュニケーションすることを心がけています。
杉本:ADDIXさんとワンチームでお取り組みさせていただく中で、メンバーの方々の真摯さを実感しています。私たちは、地域に根ざした会社を目指しながら、お客様の暮らしに関わる新サービスの開発・提供もミッションとなるため、この領域においても協働できればと考えています。
事業創造支援から、サービス・事業のグロース支援を行うADDIX
ADDIXでは、現状分析から事業構想の策定、KPIや顧客体験価値(CX)の設計、ビジネスモデルの企画立案、データ基盤の設計・開発まで、事業開発のさまざまなご支援を行っています。また創業から培ってきたデジタルマーケティング実行や、自社メディアIPによる各業界のネットワーク活用・ファン形成、デジタル人材の供給・内製化まで、企業課題に応じた一気通貫でのご支援が可能です。ADDIX公式サイトよりお気軽にお問い合わせください。