SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

Biz/Zineニュース

デンソー、CO2排出量削減めざし工場におけるエネルギーマネジメントシステムの実証実験を開始

  • Facebook
  • X
  • Pocket

 デンソーは、工場から排出されるCO2ゼロを目指し、西尾製作所において、エネルギーマネジメントシステムの実証実験を開始した。

 今回実証する工場のエネルギーマネジメントシステムは、同社が開発したSOFC(Solid Oxide Fuel Cell:固体酸化物形燃料電池)を中心に、電気を工場に送電する蓄電池およびV2G(Vehicle-to-Grid:電気自動車を「蓄電池」として活用し、電力会社の電力系統に接続し相互に利用する技術)ならびに太陽光発電パネルで構成。新たに西尾製作所の「ポケットパーク」内に設置している。

西尾製作所 ポケットパーク全景
西尾製作所 ポケットパーク全景

 SOFCは水素を燃料として発電する装置で、太陽光発電と比べて天候に左右されることなく、安定的に発電することが可能。同社が開発したSOFCは、自動車用部品で培った熱マネジメント技術やエジェクターの燃料リサイクル技術が導入されたもので、発電効率65%を目指して開発しているという。

 西尾製作所では、工場の電力需要に応じて、太陽光発電による電力を貯めた蓄電池の充放電や、SOFCの発電量の制御を行い、効率的なエネルギーマネジメントを目指した実証を実施。実証開始時におけるSOFCの発電燃料となる水素は、都市ガスから精製するが、今後は、カーボンニュートラル燃料との混合利用やカーボンニュートラル燃料のみでの実証を目指す。同実証で得た成果は、デンソー福島において導入する予定だとしている。

 デンソーは今後、カーボンニュートラル実現に向け、工場などの産業設備や商業・業務用施設など、他の製造業や社会へと活用の場を広げられるソリューションを提供するという。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
関連リンク
この記事の著者

BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング