2026年1月8日、イトーキはソニー・ホンダモビリティが開発するモビリティブランド「AFEELA」の協創パートナーとして参画したことを発表した。CES 2026(米国ラスベガス、2026年1月6日~1月9日)で発表されたこの取り組みでは、イトーキが「AFEELA Prototype 2026」の車内空間および体験価値の創出に共同で取り組んでいく。
ソニー・ホンダモビリティは、2026年発売予定の「AFEELA 1」の先行量販車とともに最新プロトタイプを公開しており、イトーキはその車内設計において、人を中心に据えた空間・環境設計の専門知見を提供する。具体的な協創内容は今後、順次開示される予定である。
協創の背景として、イトーキは「明日の『働く』を、デザインする。」を掲げ、オフィス空間・在宅・サードプレイスなど多様な環境で創造性と生産性を高める空間づくりに取り組んできた。近年はデジタル技術やライフスタイルの変化を受け、移動中を含むあらゆる場での「過ごす時間」の価値向上が注目されている。今回の協創も、モビリティを「移動手段」から新たな生活・仕事の空間へと拡張し、人のライフスタイルや時間の使い方を再構想する点で両社の方向性が一致したことが契機となった。
具体的な検討事項としては、車内空間における姿勢・視線・明るさ・音環境が集中やリラックス、コミュニケーションに与える影響を分析し、インテリアや照明のあり方について協議を重ねている。
イトーキは、これまで培ってきた人間工学や空間デザインのノウハウ、データ統合力を生かし、AFEELAの空間が創造性や生産性を高める新たな生活空間となることを目指す。今回の協創で得た知見は、今後の製品・サービスおよび空間提案にも活用していく方針である。
また、CES 2026のAFEELAブースでは、イトーキ商品開発本部長のビデオメッセージも公開されており、モビリティ空間が「働く」と「暮らす」を豊かにする可能性について言及している。
両社は、今後も詳細なプロジェクト内容に関して情報を開示していく予定である。
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