大企業が考えるWeb3の未来
野崎:現在はWeb3で社会インフラを構築していく過渡期ですよね。最後に、Web3の未来についてお伺いしていきます。今後日本の大企業が携わっていくことで、Web3はどのように発展していくとお考えでしょうか。
重松:博報堂キースリーとしては、Web3の社会実装を目指して取り組んでいきます。それとは別に、私が新卒入社以降携わってきた広告も、Web3で大きく変化すると考えています。テレビでは自分にはまったく関係のないCMも流れており、Web広告ではキャッシュを通じて不必要に個人を追いかけています。Web3では、デジタル上で個人の属性を証明できるので、それにあわせた広告が配信されるようになります。広告代理店としては、広告がテレビCMやWeb広告のような“嫌われ者”から、欲しい情報が得られる“人気者”に変化すると考えています。