さまざまな領域を横断する「越境人材」の重要性
岩嵜:サステナビリティ担当部門との事例ではコンセプトの言語化、R&Dの事例ではミーティングのファシリテートと、クリエイティブセンターは今や狭義のデザインに留まらない領域を手がけています。メンバーの育成やスキル習得はどのように行っていますか。デザインの機能が拡張するなかでは、メンバー自身で能力を拡張する仕組みが必要になるのではないでしょうか。
前川:そうですね。スキル習得の仕組みはいくつか設けています。その一つが、各界の有識者を招いて研修を実施する「クリエイティブキャンパス」です。これまでデザイナーやアーティスト、小説家、CGクリエイター、ライターなど、さまざまなジャンルの有識者を講師に招いて研修会を開催しました。