オープンイノベーションで期待する、既存事業の隣接領域と飛び地の違い
鳥井:リテールのお客さまにおいて、パートタイム労働者の採用や人事は非常に関心の高い課題の一つです。これについては既存事業部門の人たちも同じことを現場で感じ取っており、同意してくれています。そう考えたとき、自分たちでは立ち上げられないけれど、自分たちの顧客にとって課題感が大きいビジネスに投資をするというのは自然な流れでした。
既存事業とは異なる事業ではありますが、直接的ではなくても本業と連携できると直感的に理解できました。今となっては事業部門の人たちから「HRテック企業に投資していたよね」と声をかけてもらっています。これはCVCとしてはとても嬉しい反応です。実際のコラボレーションに繋げられるきちんとした仕組みはまだこれからですが、テーマの追い方やCVCとしての考え方は間違っていなかったと分かったので、さらに強化していこうと考えています。