2026年7月30日、アバントは、相鉄ホールディングスへの経営管理プラットフォーム「AVANT Chart」導入事例を公表した。相鉄ホールディングスは、運輸、流通、不動産、ホテルなど5事業を展開する持株会社であり、2025年に発表した中期経営計画においてROIC(投下資本利益率)を主要経営指標に設定し、資本効率に基づく持続的成長の推進を目指していた。

これまで相鉄ホールディングスでは、連結会計データの加工や経営管理レポートの作成の多くをExcelで手作業で行っており、シミュレーションも事前に限られたパターンでのみ準備されていた。そのため、会議などの場で新たなシミュレーション依頼が発生した場合、迅速な対応が難しく、属人化や現場の負荷増加が課題となっていた。また、コロナ禍や投資家からの要請を受け、経営管理のスピードと精度についても対応の難度が高まっていた。
こうした背景のもと、データ基盤の必要性が浮き彫りとなり、相鉄ホールディングスはアバントの「AVANT Chart」を導入することを決定した。プロジェクトは2025年9月にキックオフし、約3ヶ月という短期間でシステム構築を完了、2026年1月には本稼働を開始した。
「AVANT Chart」導入後は、ROICの他、貸借対照表(BS)、損益計算書(PL)、キャッシュアロケーションの情報を一元的に可視化。計画・実績・将来予測を組み合わせた多角的な分析が可能になった。従来必要だったセグメント別集計の手作業が不要となり、会議での議論スピードが向上した。また、ロジックツリーによって各種指標とROICの相関が視覚的に把握しやすくなり、経営陣間の対話も深まった。
資料準備や集計の手間も削減できたため、担当者が分析・戦略立案など本来注力すべき業務にリソースを振り向けられるようになった。今回の事例は、経営企画部門が持続的成長に向けてDXを加速させる際の参考となる。
アバントは、グループ経営管理や連結会計領域で多くの企業を支援しており、コンサルティングから構築・運用・保守までワンストップでの提供を行っている。今後も経営管理基盤の整備を通じて、企業のデータドリブン経営実現を支援していく方針だ。
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