博報堂の全社横断プロジェクト「博報堂SDGsプロジェクト」は、ネイチャーポジティブ(自然再興)とビジネス機会創出の両立を実現し、企業価値の向上を支援するソリューション「Nature Positive Studio」を提供開始する。
自然資本や生物多様性の損失に歯止めをかけ、環境にとってポジティブ(プラスの状態)にしていくために、博報堂SDGsプロジェクトは、企業において重要な自然資本をもとに未来の生活者発想でネイチャーポジティブのストーリーを策定し、それを実現するためのビジネスアクションの立案からコミュニケーション戦略の設計・実行までを支援するNature Positive Studioを開発したという。
同ソリューションでは、「Future Design」「Business Design」「Communication Design」の3つのアプローチを通じて、その企業らしいネイチャーポジティブの実現を目指しながら、同時にビジネスの創出を支援するとしている。
- Future Design:企業が特に影響を及ぼしうる自然環境の課題を理解し、企業・団体がもつアセットと自然資本の視点から、ネイチャーポジティブの「ありたい未来」のシナリオをつくる
- Business Design:Future Designで創出した「ありたい未来」からバックキャストし、ワークショップを通じて現在~中長期で企業がとるべきビジネスアクションを策定
- Communication Design:ビジネスのターゲットと、そのターゲットから賛同されるストーリーを分析・設計し、それを効果的に伝えながら「ありたい未来」を実現するクリエイティブの開発とコミュニケーション施策の立案・実行を推進
ブランディング、PR、クリエイティブ、メディアなど各領域の専門家がネイチャーポジティブの実現とビジネスの創出を支援しながら、企業価値の向上を目指すとしている。