博報堂DYホールディングスは、生活者と社会に資する人間中心のアプローチによるAIの研究や技術開発を行う「Human-Centered AI Institute」を4月1日に設立する。
今回設立するHuman-Centered AI Instituteでは、「人間中心のアプローチによるAI研究所」として、AIによる効率化の研究開発だけでなく、人のクリエイティビティを刺激して創造性を引き出すこれからのAIのあるべき姿を探求。これに基づいた先端技術、応用技術の研究を進めることで、「生活者と社会を支える基盤」の構築を目指すという。
同組織の代表には、コンサルティング会社などでAI領域を束ねてきた森正弥氏を新たに迎える。なお、森氏は博報堂DYホールディングスのChief AI Officerにも就任予定だとしている。
Human-Centered AI Instituteは今後、同社グループ内各組織で行っているAI開発や事業と協働して、AI技術の研究開発・導入と活用、そのためのビジネス変革を支援。また、同社グループ全体のAIケイパビリティの向上およびAI実装力の最大化に向けて、外部パートナーとのアライアンスの強化なども進めていくという。