なぜ外資系企業ではド派手なタウンミーティングに皆が熱狂するのか
田中:人的資本経営ができていれば、社員を信じて任せることができるということですか。
琴坂:それが本当の理想形だと考えています。不確実性がもたらす不安を、人が乗り越えるには何らかの情報が必要で、それはいま目の前にある数字とは限らない。信じられる状態を作るには、やはり人と人との関係を意図的に作っていく必要がある。むしろ、人が流動的に入れ替わる可能性があり、また実際に会うことが年に数回しかできないようなグローバルに展開する企業のほうが、意図的に作り、それを育てて保持することには長けている印象があります。