AIとデータを活用して「いかにお客様の理解を深めるか」を徹底的に追い求める
楽天証券は、2023年8月1日に「AI・データ&ヒューマンラボ」を立ち上げた。その背景として、ChatGPTの登場をきっかけにAIに対する一般の認識が大きく変わったことを挙げる。当時、社内でも数多くのプロジェクトが個別に立ち上がっていたなかで、AI活用の効果的な推進のため、迅速にラボの設立が決定されたという。「ヒューマン」という言葉を取り入れたこのラボは、「人間中心に、AIとデータの力で最高の成果を」というスローガンを掲げている。
かねてより楽天証券では、「お客様目線」の事業運営を重視してきた。新しいサービスの提供や取引画面の改修時には必ず、お客様や社員などが参加するプロトタイプをテストしている。こうした姿勢を維持したまま、さらにAIやデータの活用を進めていく方針だ。