ブラザー工業は、刈谷工場(愛知県刈谷市)において2023年度にカーボンニュートラルを実現し、第3者機関であるBSIグループジャパンによる「ISO 14068-1:2023」の検証を完了した。
ISO 14068-1:2023とは、組織や製品において、定量化・削減・オフセットを通じてカーボンニュートラルを達成・実証するための原則、要求事項、ガイダンスを提供した国際規格のこと。
ブラザーグループでは、ISO 14068-1:2023規格に準拠したカーボンニュートラルの実現は今回が初めてのことだ。
刈谷工場はブラザー工業の日本国内最大の生産拠点であり、工作機械やガーメントプリンターを中心に開発・製造などの業務を担う。
同工場では、自社敷地に太陽光発電設備を設置している他、工場で使用する電力の削減など、カーボンニュートラルに向けた取り組みを幅広く行っているという。今後は、敷地内における太陽光発電設備の増設や、長野県内からオフサイトPPAを通じた再生可能エネルギー調達が行われる予定だとしている。
同工場のカーボンニュートラルは、事業活動にともなうスコープ1・2の削減に取り組んだことにより実現されたという。今後もこの取り組みを継続することで、持続的発展が可能な社会の構築に向けて貢献していくとのことだ。
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