PurposeとBehaviorsを実現する、手段としてのスクラム
芦村:私のグループでは2024年10月から全部の業務をスクラムで回すようにしました。もともとはソフトウェア開発やモノづくりの業務で使われてきたフレームワークなので、最初は独自の用語やそれぞれの仕事の大きさを見積もって数値化するということに慣れませんでした。しかし、やっていくうちにだんだんと理解が進み、自分たちの仕事もモノづくりと同じように考えられるんだと気づきました。
持っている仕事を分解し、2週間という期間でどういうプロセスでどこまでやるのかをみんなで考えて可視化し、それを毎日レビューする。遅れていれば「私、手伝おうか?」というやり取りもあります。これを日々やっていくとチームの団結も強くなりますし、これまでは「自分の仕事じゃないから口を出すのはやめておこう」と遠慮したりしていたことも、自然に手助けができるようになっています。