「日清10則」に学ぶ、自走する現場の作り方とは
精緻な仕組みを構築しても、それだけでは組織は動かない。続いて議論のテーマとなったのが「現場が『自ら動き出す』ためのマネジメント方法」というものだ。議論の焦点は、仕組みという「ハード」を真に機能させる「組織文化」という「ソフト」へと移った。青木教授は、戦略を実行するための「マネジメント・コントロール・システム」には4つの類型があると解説した。
4つの類型とは、「成果コントロール(優れた成果に報いる)」、「行動コントロール(行動を直接的に制御する)」、「人事コントロール(適した人材を採用・育成する)」、そして「文化コントロール(望ましい規範や価値観を浸透させる)」だ。
