「管理可能性」なきKPIは毒になる。現場のやる気を引き出す仕組みとは
戦略の方向性が共有されたとしても、それを実行へと導く具体的な「仕組み」がなければ、日々の業務の中で形骸化してしまうのはよくあることだ。「戦略を実行に移す『仕組み化』」というテーマに関して、まず「KPI(重要業績評価指標)の設計」について議論が行われた。
場合によってKPIは、現場のモチベーションを削ぎ、意図せぬ副作用を生む諸刃の剣となり得る。青木教授は、望ましいKPIが持つべき最も重要な性質として「管理可能性(controllability)」を強調した。
