LegalOn Technologiesは2026年4月27日、同社が提供する法務特化型AIサービス「LegalOn」において、AIエージェント「LegalOnアシスタント」に弁護士監修の40種類以上のスキル(高品質なプロンプト群)を新たに搭載したと発表した。

今回のアップデートにより、利用者は契約書の作成・審査、法務相談、過去案件の検索など、法務領域のさまざまな実務に即応したプロンプトを選択するだけで、業務にすぐ着手できるようになった。プロンプトの設計や最適化にかかる負担を軽減し、日々の法務業務の効率化を後押しする。
背景として、法務分野でAIを活用する際には、事実関係や前提条件を正確に整理し、求める成果に応じたプロンプト設計が求められる。しかし、個々の利用目的に適したプロンプトを一から作成・最適化することは、実務上大きな負担となっている。今回の機能追加はこれを解消し、AI活用のハードルを下げるものだ。
同社にはグループ全体で30名以上の弁護士が在籍しており、製品開発にも複数の弁護士が専任で関与している。こうした体制を生かして、より法務実務に即したスキルの品質を担保している。
搭載されたスキルの例としては、契約書の修正箇所のコメント作成(依頼者・相手方向け)、契約書の表記揺れなどの校正と修正、複数契約書の比較と差分解説、中小受託取引適正化法適用の判定、契約書のドラフト、権利義務の一覧化などが含まれる。今後も順次追加を予定している。
ユーザーは、「LegalOnアシスタント」のチャット画面やグローバルメニューから「プロンプトライブラリー」を選択し、「LegalOn公式」タブより任意のプロンプトを選ぶことで、すぐに会話形式で作業を開始できる。よく使うプロンプトのお気に入り登録や、タイトル検索にも対応している。
LegalOn Technologiesは、今後もユーザーの要望を取り入れながら弁護士監修スキルの拡充を進める方針。多様な法務業務に対応し、企業の業務効率化や業務品質の向上を支援していくとしている。
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