2026年7月6日、米国管理会計士協会(IMA)日本支部とCPAエクセレントパートナーズは、実務家およびFP&A(Financial Planning & Analysis)分野を志す人材に向けたコミュニティ「FP&A人材フォーラム」を共同設立したと発表した。本フォーラムの委員長には一橋大学CFO教育研究センター長の伊藤邦雄氏が就任し、ソニー、NEC、パナソニックコネクトなどを含む日本の主要企業CFOや財務責任者、産学有識者が運営に加わる。
両者の戦略的連携は、日本企業における経営管理体制(CFO機能)の構築遅れといった現状課題を背景としている。日本企業には近年、資本コストや株価を意識した企業価値向上型経営へのシフトが求められているが、それを実現するためには将来予測や分析力を備えたFP&A人材の育成が不可欠とされる。
IMAが展開する「US-CMA(米国公認管理会計士)」資格は、財務計画、業績管理、意思決定支援、リスク管理といったFP&A実務に必要なスキルを体系的にカバーしている。IMA日本支部とCPAエクセレントパートナーズは、学習からキャリア支援、ネットワーク形成まで、FP&A人材育成を一気通貫で支える体制構築を目指す。
フォーラムの主な目的は、以下の通りである。
1. FP&Aに関する実務的知見の共有と人材の研鑽。
2. 実務家および有資格者間の人的ネットワーク形成。
3. US-CMA資格取得を志す人や取得者への学習・実務連携機会、ならびに継続教育機会の提供。
4. US-CMA資格とFP&A実務の親和性理解促進、日本におけるFP&A人材育成への寄与。
5. FP&A実務発展を通じた経営管理高度化および企業価値向上。
今後の活動としては、IMA日本支部とCPAエクセレントパートナーズ共同で第1回会合を2026年9月19日に都内で開催予定。フォーラム参加対象はUS-CMA資格保有者や取得希望者、IMA日本支部会員、日本及び外資系企業の経営企画・事業管理・経理財務の担当者やFP&Aに関心を有する実務家および関連資格保有者など。
伊藤邦雄委員長は、「資本コストや株価を意識した企業価値経営を理念や開示上で留めず、現場での意思決定と実行に反映させるにはFP&Aの強化が不可欠」と強調。一方、副委員長の石橋善一郎氏は「FP&A人材は過去の数値管理だけでなく、将来の業績を見通し、現場に寄り添う“真のビジネスパートナー”として企業価値創造に寄与する存在」と述べた。
FP&A人材フォーラム設立により、日本企業におけるCFO機能の高度化や経営管理改革、FP&A資格者の学びと交流、業界横断的な人材ネットワーク構築などが今後期待される。
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