2026年7月9日、英語学習プラットフォームを展開するプログリットは、組織・人事領域の専門性を持つマーサージャパンと戦略的業務提携を締結し、海外駐在マネージャー向けの「マネジメント特化型 英語コーチング」プログラムを発表した。本プログラムはマーサージャパンを通じて企業向けに提供を開始した。

背景にあるのは、海外進出日系企業が現地での人材確保に苦労している実態である。JETROの調査(2025年11月)によると、直近2年間で現地人材確保の状況が「悪化した」との回答が31.9%で、「改善した」の7.7%を大幅に上回った。特に管理職層では「自社の求める人材と求職者のスキルのミスマッチ」が指摘されている。そのため、現地チームの舵取りを担う日本人駐在マネージャーの役割が一層重要となり、組織をまとめる英語コミュニケーション力が不可欠とされている。
一般的なビジネス英語研修では対応しきれないマネジメント固有の場面、たとえば評価面談やフィードバック、業務上のトラブル対応などの実践的な英語力が多くの企業に共通した課題となっている。両社はこうした課題に対応するため、マーサージャパンが定義した「11のマネジメントシーン」に特化した学習コンテンツを共同開発した。専用コンテンツでは計460の英語表現が用意され、文法構成を学ぶパターンと、現場で即使えるフレーズ暗記の両方で習得できる。
本プログラムでは、プログリットの専任コンサルタントが各受講者の課題と赴任スケジュールに合わせて個別カリキュラムを組み、週次の面談や日々の進捗フォローを実施。モチベーション維持と目標達成に向けて総合的なサポートを行う。またAI英会話アプリ「ディアトーク」を活用し、部下へのフィードバックや評価面談といった現地で直面する場面をロールプレイ形式で訓練し、会話内容のフィードバックを通して実践力を高める。
今後、両社はこの提携を起点に協業をいっそう強化し、マーサージャパンの人材・組織開発の専門性と、プログリットの英語学習ノウハウを融合。日本企業のグローバル人材育成を多角的に支援する新しい取り組みも検討していく方針だ。
本件により、現地マネージャーとして求められる「英語による実践的マネジメント力」の強化が期待される。企業の海外事業推進において、人材育成の新たなソリューションとなる見込みである。
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