日本企業の中期経営計画が機能しない理由──「予測」から「能動的推論」へ誘う『未来思考』とは何か
ゲスト:グレートジャーニー合同会社 代表/東京大学 未来ビジョン研究センター 客員研究員 安川新一郎氏
AI時代の経営企画に求められる「構造化」と「動的協働」
栗原:世界の構造と人々の意識の解像度が上がると、企業の意思決定や経営企画の役割も大きく変わってきそうですね。
安川:まさにそこがポイントです。従来の予測型の中計は、世界が単一のスケールで統合され、単一のインジケーターで測定できるという甘い前提に立っていました。しかし、先ほどお話ししたように世界は「統合化(脱魔術化)」と「分散化(最魔術化)」に引き裂かれ、人々の意識も「記号化」と「多元化」の間で複雑に揺れ動いています。
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