2. 事業シナジー創出で押さえておくべき5つの視点
ここでは、CVCファンドを活用してベンチャー企業との協業を推進していく上で押さえておくべき視点を提示したい。筆者は、これまでのCVCファンド運用サポートの経験から、CVCファンドを運用する大企業が成果を出すためには、以下の5つの視点を持って、自問自答を繰り返しながら運用していくことが肝要だと考えている。
- 目的は明確になっているか
- しっかりとした体制で臨めているか
- 投資先経営者との信頼関係を構築できているか
- 目標達成までのストーリーを持てているか
- マーケットサイクルを意識できているか
以降では、上記のそれぞれについて説明をしていきたい。