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藤田一照氏が語る、西洋的な「マインドフルネス論」が間違っている理由

【特別対談】藤田一照氏 ✕ 入山章栄氏 ✕ 佐宗邦威氏:中編2

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組織を変革したいなら、“無我的マインドフルネス”で「自分の心の在り方」をととのえる

藤田:
 一般に言う西洋的なマインドフルネスは、意識的に「マインドフルであろう」とするあまり、結果的に自我でいっぱいになって、しんどさが残るんですよ。真のマインドフルネスは、りきむことがなくあるがままでマインドフルなんです。つまり、「無我」的マインドフルネス。いわば、われわれの普段の「Doing(する 有為)」モードに対して、「Un Doing(やめる)」で一度リリースして、そして「Non Doing(しない 無為)」を通して「Being」モードに至る。そこで現れるのが無我的マインドフルネス。

佐宗:
 よく、人材開発の世界では、Doing型のリーダーから、Being型のリーダー、つまり、自分で行動して範を示すリーダーから、自分の背中で語るような日々のあり方で示すリーダーへ、という言葉があるのですが、それはかなり段階をすっ飛ばした考え方なのですね。むしろ、「何をやめるか」、「何をやらないか」という点に意識を向けるというのは、とても示唆深いなと思います。

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