イントラプレナーが組織を動かすために駆使する「顧客エビデンス」とは
1つ目は「エビデンス・ベースド・アプローチ(顧客調査や実験データに基づくアプローチ)」だ。これは「顧客エビデンス(現場で得られた顧客のニーズやインサイトなど)」を拠り所として意思決定サイクルを高速で回していく事業開発アプローチとして普及しているが、実は組織を動かしていくための変革アプローチとしても海外の多くのイントラプレナーの共通言語となっている。
MVP(最低限の試作品)での実験を繰り返しながら事業アイデアを顧客データに素早く置き換えることで、サービス開発の意思決定のスピードを速めるだけなく、リアルな顧客のエビデンスを持って組織を歩き回ることで、そのアイデアの必要性を説得し、周囲を巻き込みやすくなるからだ。