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デザインシンカーの時代に考える、デザイナーの価値

デザイナーの“曖昧な能力”がないと扱えない「一次情報」の存在

第2回

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一次情報収集に不可欠な「ネットワーク・ヒアリング・可視化」スキル

クロイ・クロルソンクロイ・クロルソン(デザインストラテジスト・ロンドン在住)

 デザインストラテジストのクロイ・クロルソンは「ロンドンは超多様な都市ですが、その中でも特に異文化性の高いエリアばかりを選り好みして住んでいます。私のような“人おたく”には、マーケットに行って、本当に色々なものを売り買いし、飲食している人を観察できることが、最高に楽しいんです」という。他人や異文化にどうしようもない程の興味を持つこと。子供の頃はみな普通に持っていた好奇心を、大人になっても子供の頃と同様に持っている人材は稀だが、デザイナーは、そんな稀な大人達である(あるべきである)。質の高い一次情報へアクセスするためには、そんな好奇心(スキル以前の気持ちの部分)が何よりも一番重要であり、更に「ネットワーク」「ヒアリング」「情報可視化」という3つのスキルが求められる。

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この記事の著者

池田 武央(イケダ タケヒロ)

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