人事部門のリーダーは“押しつけ型学習”を辞め、学習者の背中を推す役割へ
4.知識をクラウドソース化する
自社がスキル不足に直面する懸念があるときには、社員の知識を収集したうえでそれを保管し、学習テクノロジーを通じて他の社員と共有する必要があります。これは、社員がスマホでつくる説明ビデオなど、いわゆるユーザー生成コンテンツの活用で容易に実現できます。一方で、社員は自分の評判を気にしているため、自身が持つ知識を他の社員と共有することで承認してもらいたいと望んでいるものです。長く勤めている社員や熟練の社員はその道の専門家であり、他の社員から尊敬を集めるべきです。ユーザー生成コンテンツの利用を促進することは、組織と人の結びつきを強化する革新的な方法であり、最終的には個人の成長を実現することにもつながります。