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IoTサービスデザインによる「IoT進化論」

「ダブルダイヤモンド」と「IoTサービスデザイン」──正しい課題と解決策の発見への近道

第4回

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 IoTサービスデザインによる「IoT進化論」の最終回(第4回)は、ダブルダイヤモンドというデザイン思考におけるシンプルなフレームワークを使って、成果指向型IoTサービスデザインを整理していきましょう。

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「ダブルダイヤモンド」と「IoTサービスデザイン」の4つのステージ

 「ダブルダイヤモンド」とは、2005年に英国政府のデザイン振興機関であるデザインカウンシルによって提唱されたものです。元来は産業デザインのために考案されたフレームワークですが、現在は、社会問題全般にわたる大きな課題からウェブアプリケーションのUX(利用者経験)デザインに至るまで、多くのデザイナーによって利用または応用されているデザイン思考をベースとするシンプルなフレームワークです。

課題解決(問題解決)に1時間もらえるとしたら、課題(問題)について考えることに55分、解決策を考えることに5分費やすね(アルバート・アインシュタイン)

 ダブルダイヤモンドは、「正しい課題を見つける」、「正しい解決策を見つける」という2つの大きなダイヤモンドから構成され、各々のダイヤモンドは発散と収束という2つの反復ステージから構成されていることが大きな特徴となっています。アインシュタインの時間配分とまではいかないまでも、複雑かつ広範囲にわたる産業/商業/社会/公共インフラに関する課題に対して、IoTを活用した正しい解決策を見つけるためには、同じくらいの時間を正しい課題を見つけるために割当てる必要があります(図1)。

ダブルダイヤモンド(図1)ダブルダイヤモンドと4つのステージ

 ダブルダイヤモンドと似たようなアプローチを採用しているのが、GE社による「ファストワークス」というプログラムです。これは、顧客とのワークショップ形式をベースとした対話型による課題解決プログラムです。GEがもっているソリューションを最初から提示するのではなく、クライアントの課題を徹底的に深掘りしていくことからスタートするのがファストワークスの特徴の1つです。典型的なワークショップは4日間を通じて実施され、課題の抽出に2日、課題解決の方針を決めるのに1日、そしてシステムの要件やプロトタイプ作成に1日かけるようです。

 ここでご紹介する成果指向型IoTサービスデザインもまた、ダブルダイヤモンドの4つのステージをベースとしています。以下、各々のステージを簡潔に見ていきましょう。

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この記事の著者

白井 和康(シライ カズヤス)

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