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不確実な未来の「偶発性」を“Rock”する

なぜオープンイノベーションなのか──“思考の檻”から抜け、偶発性と多様性を担保する

第4回

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「あなたも気付かないうちに囲まれている」── “思考の檻”から抜け出るためのオープンイノベーション?

 まだ商品企画者だった数年前、担当だった新商品のコンセプト作りに、もうひと工夫面白みを加えたいと感じ、社内でブレインストーミングを実施した。良いアイディアが湧き出るよう、新しもの好きな尖った社員をアサインし、お菓子まで準備しながら期待を込めて開催したものの、想定外の「ぶっ飛んだ」アイディアはついに出なかった。いつか考えたことがあるものが大半で、中には参加者が違っても社内のブレインストーミングに「毎回発案されるおなじみのアイディア達」も含まれている。こんなに面白い連中を集めても発想が飛ばず似通ってしまうのはなぜだろう? 実際この問題に頭を悩ませている同志も多いようで、検索すれば思考を飛ばすためのツールやノウハウが世の中に溢れている。

 どうやら組織の一員というものは無意識にその文化や思想、前提に影響され、思考の幅が制限されてしまっている。全くそのつもりがないのに気がつけば「思考の檻」の中だけで発想しているという恐ろしさ。我々はこの檻に抜け穴を確保するべきで、これこそがまさにオープンイノベーションで求めたいポイントの一つだと感じている。

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この記事の著者

畑 紀行(ハタ トシユキ)

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