成功する社内事業開発の「偶発的出現率」を高める、8つの“道すじ”
さぁ、幸田正司のビジネスはどうなるのでしょうか?
今回の連載では幸田の事業の顛末までは書きません。読者のみなさまがそれぞれ想像していただければと思います。著者グループは多くの社内事業開発を見てきましたが、ここまでの環境を作れることはかなり奇跡的です。そして、ここまでやっても、新規事業においては成功はまったく保証されていませんし、そもそも成功確率は低いものです。それゆえに、トライアンドエラーの事例を数多く実施していく必要があります。多くの企業では、数少ない失敗事例をもって次のトライを制限してしまう、逆の「選択バイアスの罠」に嵌まっています。