”共感”でつながろうとした「Soup Stock Tokyo」と”家庭料理の最上級”を目指して美味しさを追求した「海苔弁 山登り」の差と共通点
山口:私も、「海苔弁」のことでお伺いしたかったんです。「Soup Stock Tokyo」を作ったときは、遠山さんの頭の中に「スープのある生活」というシーンがあったわけですよね。それを映画にしろと言われたら映画に、小説にしろと言われたら小説にできるぐらいのイメージが。「PASS THE BATON」もそうだと思うんです。
ただ、「海苔弁」の場合はシーンが見えないままにスタートして、逆に消費者側がシーン作れるような、無垢な素材みたいなものを差し出したということですよね。