“日本人が語る、日本人のため”の「エクスポネンシャル思考」とは
エクスポネンシャル思考は言うまでもなく、シリコンバレーマインドの原点であり、シンギュラリティ大学で教えられていることです。それ自体は別段珍しいものでもありません。海外のトップMBAに留学するような人たちは当然ながら個々の内容を理解しているでしょう。しかし、それがうまくその次の層、たとえばヤングリーダー層に伝わっていかないのは、「日本人の文化的背景を持つ人」から「日本人の使う言葉で説明されないとうまく消化できない」という現実があります。
シンギュラリティ大学の講義を受ければ衝撃的ではあるが、その実態が何なのか、それがもたらす物が何なのかは、わかりづらい。トップレベルの人にいくら叩き込んでも、それが日本に浸透しないのは別の理由があります。そこには、言語の違い、文化の違い、宗教感の違いも多分にあります。結果、シンギュラリティ大学の講義を日本に持ってきたところで、本質は理解してもらえていない。本当に変わらなければいけない人たちにその考え方は届いていないのです。