データによる定量分析は「巨大集団を細分化するアプローチ」、ペルソナを用いた定性分析は「微細集団を最大化するアプローチ」──ユーザーモデリングとペルソナデザイン
本連載の第1部のテーマであった「ジョブ理論」では、「誰が、いつ、どんな状況で、何を成し遂げようとしているか」(Jobs to be done)を発見し、問題解決のアイデアを創出していきますが、ジョブ理論の「ミルクシェイクストーリー」と同様に、当然ながら利用状況が異なれば解決策もまったく違ったものになってきます。言い換えれば、ミルクシェイクが“雇用される”状況によって、ミルクシェイクが解決するジョブも異なってきます。