AnyPayとGunosyは両社のブロックチェーンに関する知見を活かし、新会社「LayerX」を設立すると発表した。国内のブロックチェーン関連の市場規模は2021年には298億円と予測されており、今後さらなる成長が見込める市場となっている。一方で、ブロックチェーンに関する情報や技術者不足といった課題がみられる。両社はこの課題を解消し、成長市場で強みを発揮するため合弁会社を設立するとしている。
AnyPayは、わりかんアプリ「paymo」などのFinTech領域のサービスの展開や投資事業、そして仮想通貨による資金調達であるICOのコンサルティング事業へ参入している。これまでは数社のICO実施のサポートをしてきた。
また、Gunosyは、情報キュレーションアプリ「グノシー」など、機械学習を活かしたサービスを提供している。直近では機械学習で培った高い技術力を活かして、ブロックチェーン技術の研究を行なっており、2018年5月にツクルバと不動産領域への活用に向けた共同研究も開始した。
合弁会社によって、ブロックチェーン領域でのコンサルティング、及びプロダクト開発を一気通貫で提供することにより、ブロックチェーン技術の社会への適用に寄与するとともに、関連領域での新たなサービス開発も実施していくとしている。