やる気があるのに「社会の常識」という壁に突き当たっている、子どもたちや芸術家をサポートする“社会彫刻家”
「竜太さんは、こういうリーダーと働けたら最高だなと思う理想のリーダーですね」と言うのは、20〜30代の若者に焦点を当てたTEDxカンファレンス「TEDxTokyo yz」のボランティアとして当時青木とともにイヴェント運営に携わっていた大本綾だ。
「ヴィジョンを掲げて向かうべき方向を見せてくれるんですけど、全部を自分で決めていくのではなく、周りの人を信頼しながらそれぞれのメンバーがやりたいことを実現できるような場をつくってくれる。その過程で、本人も気づいていなかったポテンシャルを引き出してくれる──それが、彼のリーダーシップのとり方でした」。TEDxでのボランティアの後にデンマークのビジネスデザインスクール「KAOSPILOT」への留学を経て、現在はデンマークと日本をつなぐ教育デザインファーム・レアの代表を務める大本は言う。