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人工生命(ALife)とは何か

人工生命(ALife)とは何かの“先”へ──生命テクノロジーがつくる、人間中心・効率至上主義とは異なる社会

特別編1:青木竜太インタビュー

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ALifeとは「人間中心に考えるのではなく、エコシステムの一部であると考える」エシカルな思想である

 2018年7月22日に日本科学未来館7階のホールで行われたALife 2018 プレカンファレンスは、まさに「TED Like」なイヴェントだった。ステージは「細胞の分裂」をモチーフにしたブルーのアクリル版のオブジェクトであしらわれ、その周りを囲む扇形の会場には、研究者から起業家、エンジニア、クリエイターまでを含む約250人のオーディエンスが参加した。

 午前10時、司会を務めた池上と岡の2人がヘッドセットマイクロフォンをつけてステージに登場。「カンファレンスのテーマは『Beyond AI』。AIはゆっくりと死に向かいつつあり、その次のステージがALifeなのです」と池上が語れば、岡は「このカンファレンスから、新しい、そして予想もしていなかったコラボレーションが生まれることを期待しています」と、ALife研究やその視点をあらゆる領域に広めていくためにこのプレカンファレンスを開くことを決めたのだという趣旨を語った。一部のパネルディスカッションを除き、司会もプレゼンテーションも、すべて英語で行われた。

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