エスノグラフィによる「観察」と「データ」の分野を横断した新たな可能性を模索したEPIC2018
ユーザーリサーチはエスノグラフィやインタビュー等の定性調査と、データ解析やアンケート調査等の定量調査の2つに分類されます。この2つの調査は性質の違いや社内の担当部署、職種の違いなどの事情により、分断されて語られることが多くありました。
EPIC2018のテーマは「EVIDENCE(証拠)」。エビデンスを定性調査のエスノグラフィのみならず、デジタル化によって取得できるようになった多様・多量な定量調査にまで解釈を広げることで、定性調査と定量調査を横断した新たな可能性を模索する場となっていました。そのため、企業の講演ではUXデザイナーとデータサイエンティストが2人1組で登壇するプレゼンが多く見受けられました。
その中でも、特に印象的であったこれら3つの事例をご紹介いたします。
【本寄稿で紹介する事例】
- 提供価値のトレードオフ関係を発見し、サービスをより強固にしたuber
- 定性的、定量的を統合した評価ができるフレームワークの開発したAmazon Prime Video
- UXの観点からデータの正確性が失われてしまう原因を発見したAirbnb