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テクノロジーがもたらす“新世界”

最大のユースケース「ビットコイン」で紐解く、ビジネスを変革するブロックチェーンの特徴

第3回

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ビットコイン取引の根幹をなす「暗号化」

 ビットコインで取引を行うためには「ビットコインウォレット」という、いわば専用の財布を持つ必要があります。ビットコインは全てをウォレット単位のIDで管理しているため、人数とIDの数は厳密には一致しませんが、ここでは1人1ウォレットを前提として解説します。

 個人が管理するIDとパスワードにより得たウォレットから、ビットコインの取引を開始します。 “ウォレット”という単語がついていますが、この中に仮想通貨を入れるわけではありません。IDに紐付いた「秘密鍵」と「公開鍵」という特別な鍵だけがウォレットの中に保管されています。この秘密鍵と公開鍵は、「(2)トランザクションの暗号化」により、1取引をセキュアにするために使用する暗号化技術において必要となります。秘密鍵と公開鍵での暗号化方法は技術的な内容となるので、今回の連載では省略をします。

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この記事の著者

坪井 大輔(ツボイ ダイスケ)

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