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オムロン竹林さんと語る“働く原点”の再考──ライフモデルに沿った働くエネルギーの充填と循環とは?

ゲスト:オムロン イノベーション推進本部 インキュベーションセンタ長 竹林一(たけばやし・はじめ)さん【前編】

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15泊16日、東海道を歩いて帰宅。道中に見つめ直した“働く原点”

仲山進也さん(以下、敬称略):しーさんとお会いするのは2回目です。もともとは、しーさんの登壇記事を読んで僕がFacebookに、

ナニこの方、めちゃくちゃおもしろい! ナニこの方、めちゃくちゃおもしろい!(おもしろすぎて2回言っちゃいました!)こんな人がいるオムロンという会社に興味がわくレベル。またあした読み返そう!

と投稿したら、100回以上シェアされて、共通の知人が引き合わせてくれたんですよね。

竹林一さん(以下、敬称略):そうそう。あれも別に面白おかしく話そうとしたわけじゃなくて、ベタにやってきたことをそのまま話しただけなんですけどね。でも、えらい話題になったみたいで、特に、僕が恵比寿から滋賀の自宅まで歩いて帰ったというエピソードは「あれ、本当ですか」とよく聞かれます。

仲山:15日間かかったのでしたっけ?

竹林:そうです。15泊16日かけて、行く先々の銭湯に浸かりながら帰りました。国道1号線を歩いていると車がバンバン通って危ないので旧東海道に入ったんですね。すると、誰にもすれ違わないんですよ。黙々と一人で歩いてると、そのうち「そもそも何のためにオムロンで働いているんだろう」と考え出すんです。

 するとオムロンに入社する時に共感した社憲が「われわれの働きでわれわれの生活を向上し、よりよい社会をつくりましょう」というものだったな、と思い出すんですね。さらに若い時に創業者から言われた言葉を思い出しました。創業者曰く「会社にとって利益というのは、人間にとっての空気と一緒や」と。

 「人間が空気を吸わないと生きていけないように、会社も利益を出さなければ存続できない。だから利益を出さんとあかんのや。ただし」、この後、創業者はこう続けるんです。「空気を吸うために生きている人間はいない」。単に金稼ぎのためではなくて、社会課題を解決していける会社で僕は働いてきたんやな、と歩きながら再確認したんです。

仲山:そういうことって、普段忙しくしているとなかなか考えられないですよね。

竹林:考えられないでしょう。それで、同時に「自分は仕事を通じて何をしたいんだっけ?」とあらためて考え直すことができました。

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