はじめは営業のツールとして、3年半で東京地図を全制覇
竹林:前振りになる経験があったんです。3ヵ月の有給を取得する数年前、新規事業開発のマネジャーをやっていた頃だったと思います。駅の自動改札を通るだけで、その街の近隣店舗の情報やクーポンが配信されるサービスができたら面白いんじゃないかと企画して、鉄道会社さんに持って行ったことがあるんですね。
その時、まずプレゼンしに行ったA電鉄さんから、「竹林さんは京都の方でしょ? 東京知らんのに、街のこと語れるの?」と一蹴されたんです。ムカッと来て、だったら知ってやろうじゃないかとA電鉄さんの沿線の街を全部歩いてみたんです。すると、かなりいろんなものが見えてきたんですよね。