VRを30年見てきた服部氏が語る、いまVR開発に必要な発想とは?
インターネットが誕生したのは50年前だが、使えるのはコマンドを知ってネットの仕組みを知っている人だった。しかし、バーナーズ=リーがコードを知らなくても使えるようにとWWW(World Wide Web)を考えた結果、一気に普及した。パソコンも同様である。テクノロジーは敷居を下げて誰もが使えるようにすると、一気に進化する。誕生から30年が経ち、VR開発の環境も大きく変わった。パソコンやスマホが普及し、開発コストも下がっている。仕組みを知らなくても使えるデバイスやシステムも増えた。今はまだエンターテインメントが中心の利用方法だが、今後は様々な使い道も出てくるだろう。
そんななかで30年前からVRの技術開発を見続けている服部氏は、VR開発の発想のキモをこう語る。