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デジタル技術の活用による行動変容

行動変容に不可欠なインセンティブ設計──国内外の事例にみる、人を動かす報酬設定とは

第2回

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Whimがヘルシンキ市民の移動を変えた理由

 Whimとは、フィンランドのヘルシンキ市で使われている、あらゆる移動手段の利用を一つのアプリで完結させ、公共交通機関の利便性を高めるサービスです。複数の移動手段を組み合わせた最適ルートの検索、必要な移動手段の予約、運賃の決済といった従来煩雑であった手続きが、ワンストップで完了します。

 一番の特徴は、「料金形態が月額制である」という点です(旅行者、訪問者向けに一部都度払いプランもあります)。月額料金を払えば電車・バス・タクシー・レンタカー・ライドシェア・バイクレンタルなどに乗り放題となり、異なる交通手段を組み合わせて、最適なルートを示してくれます。Whimの高い利便性が、自家用車での移動を上回るメリットを生み出し、月額料金というサービス形態が、「使わなければ損」というペナルティに近しい働きをすることで、自家用車の利用頻度減少、公共交通機関の利用拡大という行動変容につながっています。

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この記事の著者

藤井 篤之(フジイ シゲユキ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

一宮 恵(イチミヤ メグミ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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