日本国内でオープンイノベーションへの取組が一般化する一方、企業や業界の文化・規模・慣習等の違いが、その成功を妨げる要因となっている。本連携により、三井住友銀行とSMBCVCのスタートアップ・成長事業に関するネットワークと、Crewwのイノベーション実現に向けたシステム・データを掛け合わせることで、全国の事業会社や自治体が活用できる共創プラットフォームの構築を両社で目指すという。
連携協力事項
1:全国の事業会社・自治体等が活用可能なオープンイノベーションガイドライン策定
事業会社や自治体が、スタートアップとの協業を成功に導く為には、スタートアップの特性を理解し、共創の目指すゴールを設定する必要がある。本連携を契機に、SMBCグループとCrewwで「オープンイノベーションガイドライン」を策定し、各ステージに合わせたコンテンツを提供していく。
2︰Crewwが提供する、共創プログラム開催をサポートするクラウドサービス「Steams」(スチームス)の全国普及に向けた連携
Crewwが提供する「Steams」(スチームス)は、多数の事業会社との共創実績を基に作られた、共創プログラム開催をサポートするクラウドサービス。本サービスを活用することにより、部署・グループ単位の省コストで、プログラム作成から協業パートナーの募集・評価・選定まで対応することが可能となる。
首都圏では、事業会社・団体により、多くのイノベーションプログラムが運営されている一方、首都圏外での活動は限定的となっている。SMBCグループが、国内拠点網を活かして「Steams」の展開支援を行うことで、全国各地における共創プログラムの普及を目指す。
3:CrewwとSMBCグループによる、「Growth Tech」ビジネスの確立
社会課題や産業構造の革新に対し、人材・資金・成長機会等の各種ソリューションを提供するサービスを、総称して「Growth Tech」(グローステック)と位置付けた。Crewwがこれまで推進してきた共創型イノベーション創出の経験と、SMBCグループが保有する成長事業のネットワークを掛け合わせ、「Growth Tech」ビジネスの確立を目指す。