旭化成のIPランドスケープ人材に求められる「スキル」と「育成方法」
続いて、和田氏は知財アナリストの育成について語った。旭化成では、特許調査従事者である「サーチャー」、研究・技術開発や事業開発などからのキャリアチェンジも多い。
旭化成ではキャリアチェンジをサポートする目的で、知財アナリストとして必要なスキル・マインドを身につけるため、スキルレベルを「見習い」「一人前」「熟達者」という3段階に分けている。「一人前」が「見習い」をリードしながらOJTで育成し、IPランドスケープにおけるフローの一部の解析を担当しながらプロセスを習得させる。熟達者は全体を牽引しながら、情報や見識を社内外に発信していく役割を担っている。