旭化成のIPランドスケープにおける「3つの目的」
中村:1つめの「事業を優位に導くために」というのは、現業を強くするために、まずは徹底した競合との情報比較分析を行い(場合によっては顧客の分析も行います)、自社の事業競争力の中枢となる技術である「コア価値」を明らかにし、より高めるための活動です。競合分析をする時に気を付けなければならないのは、自社の弱いところを強くしようとするアプローチをしないこと。弱い部分はそもそも土台がしっかりしていないから、強化しようとしても中途半端になって凡庸なアイデアになりがちです。